商品説明
MASU/エムエーエスユー/ROCOCO LAYERED WESTERN SHIRT/M26H9SL003
二枚構造のウエスタンシャツ。
透明感のあるチュールの下に、コットンのブロード地が重ねられたデザイン。
ミドル丈に、程よくコンパクトな身幅のシルエット。
チュールのプリントグラフィックには18世紀後期、特権階級のウエストコートが用いられた。
高貴な装飾をウエスタンシャツと重ね合わせた、格式と遊び心が交差する一着。
2026 FALL-WINTER COLLECTION
“Sugar Riot”
ファッションは、元々誰のものでもなかった。蔦が長い年月をかけて壁を覆うように、時が流れ、服は「誰が着るべきか」を静かに指示し始めた。挙句には、「どう着るか」さえも人々が無自覚に握りしめているものになっていた。
デニムは鉱夫が着て、アーガイルはカントリークラブで着られ、ベルベットは品格の象徴として。しかし、MASUは、人のつくったコードを疑ってきた。丸だと思っていたものを裏から見たら尖っていたーーそういう発見を、探し続けてきた。
デザイナーが10歳にも満たないあの頃、祖母が暮らす家を訪ね、クローゼットを物色してロックスターのような格好をして遊んだ。想像力の世界の中で、何にでもなれるんじゃないかと信じていた。だが、いま、アルゴリズムの支配とヒエラルキーの圧力、帝国的な資本のサイクルとゲームが“あの頃”にも通ずる“自由”を侵食している。服、この素朴なものが持つ無限の未来が失われようとしている。MASUは、イン
ディペンデントなデザイナーが抱える虚しさをじっと嘆くわけではない。ただ、私たちの未来を失わないために、身近な人たちに直接語りかけることができると信じているーーつまりこれは、私たちのための、優しく、甘い一揆(ライオット)だ。MASUは、時代感覚を一身に受けながらも、歴史を改ざんすることなく、凝り固まった慣習や通例、定石を解きほぐし、常套句をスライスしていく。もっと、自由闊達で良いのだと言わんばかりに。
たとえば、アーガイルセーターの裾が欠けている。労働者へ捧げられた鈍く輝くベルベットに、バンダナ柄のシルクのチーフ。フローラル刺繍の礼服はスパイキーなZIP-UPブルゾンとなり、トラックスーツには無数のボタンが装飾的にあしらわれた。ヘリンボーンツイードのジャケットに5色のクローバー型の力ボタンがささやかに咲き、プレッピーの記号がスキニーなクロップドデニムに縫い付けられている。スウェードのフライトジャケットは、戦いとは無縁の、花柄やレーザーカットによる蔦の模様がのびる。素材は褪せたカラーパレットと出会い、文脈を超えてマリアージュする。着古したような痕跡もパッチワークも、冴えない日々も、心のひびさえも愛でるべきものに変わりないのだ。
デニムのブルー、プレッピーの黄色、ベルベットの複合的な色。ギンガムチェック、ラフ・カラー、パフキルティング......。
【製品寸法】
46:バスト112CM、着丈75CM、肩幅45CM、袖丈64CM
【素材】
(表生地)コットン 100%(裏生地)ポリエステル 100%
【モデル】
モデルサイズ:178cm B:92 W:76 H:95/着用サイズ:46